2022年7月2日土曜日、マイホームを建てるための土地で地鎮祭を行いました。
今年は6月終盤から真夏日が連続しており、当日も朝から強い日差しで気温35度ほどの中でとり行われました。
おかげで宮司さん、担当さん、その他多くの関係者一同、汗だくでの地鎮祭となりました。
地鎮祭と言うと、勝手に厳かなイメージがあったのですが、2歳の息子が途中で色々とチャチャを入れたり(「○○くんもやりたーい!」「あのひと何してるの?」などの発言)があったおかげで、和気あいあいとした感じで終わりました。
それにしても、ここに来るまでが長かった!!
本当に長かった・・・。
今回は土地取得から地鎮祭になるまで流れ、そして、ここまでに使ったお金についてまとめます!
契約直前で地主が拒否る
我々夫婦は2021年9月に建設会社と契約をしました。
その時には立てる土地(分譲予定地)も建設会社さんに押さえてもらっていたのですが、なんと地主が直前で売却拒否!!
僕たちにとっては購入予定地がなくなり、残ったのは建設会社との契約だけになってしまいました。
10月のある日、突然営業さんから上記の連絡をもらった時は頭が真っ白になりましたね・・・。
- 2022年12月までに家が完成しないと、住宅ローン控除1.0%が受けられないぞ
- もうこれ以上いい土地なんて無いぞ・・・
こんなことを夫婦で話し合っていました。
また土地探しからスタート
しかし、我々に止まっている暇はない。
それからまた土地探しが始まりました。
・・・が、なかなかいい土地って見つからないんですよね。
最初に購入予定だった土地は、控えめに言ってパーフェクト。
価格、形、場所、環境など全てが揃ったところでした。
これと並ぶレベルの土地を探すとなると・・・なかなか見つかりません。
近くに良さそうな土地があったとしても、どうしても前の土地と比較してしまうんですよね・・・。
家の図面はほとんど決まっていたので、キッチンやトイレなどのショールームで商品を選ぶのと並行して土地探しが続きました。
この時は「本当に家が建つのかなぁ・・・」という思いでいっぱいでした。
そんな中で不動産屋さんが頑張ってくれたおかげで、新たな土地が見つかりました。
農地を住宅地に
新しく見つけてもらった土地は、今は使われていない農地。
草ボーボーで複数の所有者がいる複雑な土地。
しかし、あまり使われていないため、地主さんが自分の好きな大きさと形で売ってくれると言うことで購入を決めました。
この時点で僕は全く知らなかったのですが、農地を人が住める住宅地にするには、超面倒で意味不明な手順が必要です。
実際には土地契約前後で以下のような流れが必要でした。
- 土地の境目を明確にする
- 分筆登記をする
- 所有権を移転する
- 土地を購入する
- 農地転用をする
- 造成をする
これらすべての工程において人が動きますので、当然費用が掛かります。
これが思っていた以上に高額でビックでした。
一つずつ見ていきます。
土地の境目を明確にする
僕が住んでいるのは田舎です。
田舎の農地って、ぱっと見では一つの農地でも、実は複数の人が土地を所有していることってよくあるんです。
実際に僕が購入した土地周辺も複数の人が所有していました。
しかし、なんとキッチリとした測量はしていなかったので、境界があいまいだったのです!!(明治時代にロープを使ってテキトーに境目を決めていたそうです)
そのためまずは測量を依頼して、土地の境目を明確にしてもらうことに。
測量の日は、周辺の土地所有者全員が集まって測量士の方と話し合いながら、細かく決めていく地味な作業になりました。市の土地も混じっていたので、市役所の人や近隣の人たちが大勢集まっての話し合いとなりました。
ここでも色々とトラブルはありましたが、何とかクリア。
今回の測量は僕たちが土地を買うために行われたこともあって、測量費はこっち持ち。
測量を含めた土地調査費用は以下の通りでした。
- 土地調査測量:446,776円
- 合筆登記:46,000円
- 土地分筆登記:137,000円
- 境界復元・境界標埋設4つ:44,000円
合計(税込):739,776円!!
た、高い!!
測量、そして土地の合筆と分筆にこんなにもお金がかかるなんて・・・。
しかも今検索したら、境界標なんて1,500円くらいで売ってるじゃないですか。
ぼったくりすぎだろ、コレ・・・・。
所有権の移転
所有権の移転とはその名前の通り、地主が変わったことを証明するための登記です。
単に「土地買ったよ!今度からココは俺の土地だから!」と高らかに宣言するだけではダメで、しっかりと登記しないといけないわけですね。
何でこんなに高いの?
農地転用
農地転用とは、農地を住宅や施設などに転換することです。
自分の買った土地だから、「俺の土地だから何やってもいいだろうが!」と思うんですが、なんとこれもしっかりと申請しなくてはいけません。
高杉。俺、騙されてますか?
土地代金の支払い
今回は2二人の地主さんに土地を合わせて105坪購入しました。
田舎で、しかも農地だったので土地自体は安いんです。
仲介手数料
今回の土地購入に関して、不動産屋さんにはかなり動いてもらいました。
欲しい土地の地主さんとの交渉、価格交渉などなど。
この中で不動産屋さんも色々と面倒なトラブルに見舞われたっぽいんで、まぁ仕方がないかなと言う感じです。
全部を合わせると・・・
これまでの項目を全部合わせるとこうなります。
- 測量・分筆・合筆登記費:739,776円
- 所有権移転費:118,922円
- 農地転用申請費:281,072円
- 土地代:3,925,495円
- 不動産仲介手数料:213,824円
- 諸費用(振込手数料、印紙代):6620円
合計5,222,709円
土地代自体は安かったのですが、申請費用等が思った以上に多くてびっくりでした。
それでも、「105坪がトータル520万円で買えるなら安いじゃないか!」
と思った方、次の工程があるんですよ・・・・。
造成をしてもらう
前述通り、僕たちが購入したのは草ボーボーの元農地。
しかも、面する道路から1.5mほど低い位置にあるため、土を入れて造成する必要があります。また、農地だったので水道管や排水管なども通しておかなくてもいけません。
農地から家が建てられるような造成工事を、土地契約後に行いました。
造成にかかった費用は以下の通りです。
- 水道引き込み:1,430,000円
- 造成費用:5,500,000円
合計:6,930,000円
約700万円て土地取得費用より高い・・・・。
あぁぁぁぁぁぁぁ
土地取得及び造成にかかった金額合計
では今回、僕らが土地を取得して家を建てられるように造成するためにかかった金額の合計は以下のようになりました。
坪単価でみたら115,740円ですね。
土地自体は安かったけど、その他の費用のおかげで、結果的には高くなってしまいました。都会だとこれでも格安なんでしょうけど、土地を購入した地区ではこれでも割高です。
実は、最初に契約予定だった土地は何と分譲価格として坪単価8万円でした。
諸費用込みでも900万円は行っていなかったでしょう。
なので、この時点で300万円以上オーバーしています。
それでも何とか地鎮祭まで終了しました。
今後も家づくりの工程を記事にしていきたいと思います。