まずは僕の話から
僕は2008年に新卒でとある企業に入社した。
給料も多めで福利厚生もしっかりとしている会社だった。当時から就活生の間で「ブラック企業」という言葉はあったが、僕の勤めていた会社は間違いなく「ホワイト」だった。
定時を過ぎると上司から「定時だからその仕事は明日やればいいじゃん!」と言われていたし、会社の人間関係も良好。周りからは「いい企業に入って将来安泰だね。」とよく言われた。そりゃそうだ、幹部候補として入ったから勤め続けたら必然的に昇進していくからだ。
でも僕は2011年に会社を辞めた。
辞めた理由?すごく簡単。仕事が面白くない。やりがいを感じなかった。
これは僕の性格によるものが大きい。「どんなに頑張ってもすぐには給料は増えない」という事実が、僕はどうしても嫌だった。
だから必然的に仕事に本気になれない。一応やることはやっていたつもりだが、それ以上の「会社のために何かやってやろう」と言う考えがなかった。
入社して1年を過ぎたころから、会社の仕事以外で稼ぐ術を模索し始めて、入社3年を過ぎた2011年に中途半端なまま退社した。
それから5年が過ぎようとしている。
自営を始めてから仕事が軌道に乗り始めて結婚し、今は結構楽しく過ごしている。
前置きが長くなったが、今回はサラリーマンと自営業の良いところと悪いところを比較したいと思う。
サラリーマンと自営業を比較!
一言で「サラリーマン」「自営業」と言っても両者とも幅が広い。
今回はあくまでも僕の体験談としてまとめます。
1.所得の問題
サラリーマンは毎月の給与とボーナスが所得になる。給与についていは毎月大きくは変動しない。仕事でヘマをしても、手柄を上げてもすぐにそれが給与に反映することはない。「安定している」のだ。
一方で自営業はその逆で、自分の仕事がモロに所得に影響する。頑張って利益を出した分だけ自分に返ってくる。
今現在は自営業の僕としては、調子が悪い月は「サラリーマンっていいなぁ」と思うことがある。逆に調子が良い時は「もっと頑張って稼ぐぞ!」と思う。ワガママなものである。
どっちがいいかは厳密に決められない。本人の性格と資質の問題だ。
2.時間の問題
拘束時間が決まっているのがサラリーマンだ。
決まった時間に出勤し、決まった時間に退社する。日によっては残業が長く続いて拘束時間が長くなることもある。日本固有の、「周りが残業しているから自分も・・・」と無駄に拘束されることだってある。
では自営業はどうかと言うと、自由だ。
自分で好きな時に仕事をすればいい。特に僕の様に自宅で仕事をしている場合はなおさらだ。前日の夜、なかなか眠れなかったときは昼寝をするし、気が乗らないときは散歩に出かける。一人でやってるから誰にも気を使わずに気が楽だ。
でも、自由すぎて仕事をしないとお金にならないので節度は保たなければならない。この辺のオンオフがしっかりできると自営業は楽しい。
3.人間関係
サラリーマンの仕事の半分は人間関係だ。
社内の人間関係をスムーズにこなすことがいい仕事に繋がるし、昇進にも役立つ。だが面倒なしがらみがあったり、断れない付き合いなどもある。
自営業でも人間関係は大事だろうが、僕みたいに一人でやってる人間には一切関係ない。僕は社会性が欠如した人間なので、「人間関係」というしがらみが本当に嫌いだ。
でも、人と関わることが好きな人もいるだろうし、チームワークで仕事をすることに喜びを感じる人もいることだろう。そういった人はサラリーマンが向いているのかもしれない。
続きは次回へ。
比較するポイントが結構多くいので続きは次回にします。
次回は経験しているからこそ気づく点についてまとめますよ!