コスパの高い湿布を4つ買って効果を比較してみた!

肩が凝る・・・

30を過ぎた頃から異様に肩が凝るようになりました。
家でパソコンに向き合って仕事をしているせいか、もう両肩と左肩甲骨が凝っているのがデフォ。

特に激しいときは肩甲骨が痛くて痛くてキツイんです。

普通ならこういうときはマッサージに行ったり、病院に行ったりすると思うのですが、最近忙しくてなかなかそういったことができません。

そんな時にお世話になるのがシップ(湿布)
シップと言っても本当に色々な種類があって、「一体どれを買えばいいんだ?」と悩んだ経験はきっと誰もがあるはず。

そこで今回は、アマゾンで安く販売しているシップを4つほど見繕って、どれが一番効くのかを自分の体を使って検証しました。

 一応、有効成分を見て選んでいます。

今回検証用に購入したシップ

今回検証用に購入したシップは以下の4つです。

名前 価格 枚数 1枚当りの単価 有効成分
ビーエスバンFRテープV 1,167円 40枚 29.2円 フェルビナク
オムニードFBプラスターα 1,119円 40枚 28.0円 フェルビナク
ラクペタンDX 968円 21枚 46.1円 ジクロフェナクNa
オムニードケトプロフェンパップ 610円 18枚 33.9円 ケトプロフェン

全部アマゾンで購入しました。
アマゾンでは多くのシップを販売していますが、量と値段、そして有効成分で選ぶと、上の4つがベストではないにしろベターな商品になるんじゃないかと思います。

 ロキソニン系も気になりましたが、少々お値段が張るので今回は見送りました。

検証方法

今回の検証では、各シップを僕の肩甲骨に貼ってその効果を確認しました。
自分一人だと少し自信が無かったので、同じく肩こりの激しい嫁さんにも協力してもらいました。

そして、効果の基準としては以下のように設定しました。

効果の基準

  • 効果なし:0点
  • サロンパス(サリチル酸メチル)と同等:3点
  • ジクロフェナクナトリウムテープ(有徳薬品)と同等:10点
  • モーラステープ(ケトプロフェン使用)と同等:10点

これまでは、ジクロフェナクナトリウムテープモーラステープに頼っていました。
この2つは個人的に最強で、本当に効果が高いです。

しかし、これらのシップは処方箋が必要です。

病院に行く手間や初診料等を考えると、コスパの高いシップの方が実は良いんじゃないか?と思ったのが今回の検証を始めたきっかけでもあります。

言ってみれば、モーラスやジクロフェナクナトリウムテープに限りなく近い効果を持った、しかも安いシップを求めているのです!

 サロンパスは安くて枚数も多いですが、肩こりのキツイ自分にはそれほど効果が無いんです!

4つの湿布の検証結果

それでは、4つのシップの紹介とその効果についてまとめて行きます。

ビーエスバンFRテープ

成分・分量(膏体100g中)
成分:フェルビナク
分量:5.0g

成分:l-メントール
分量:4.2g

成分:トコフェロール酢酸エステル
分量:2.3g

添加物:添加物としてジイソプロパノールアミン、ポリイソブチレン、
流動パラフィン、脂環族飽和炭化水素樹脂、その他2成分を含有します。

テレビのCMでもお馴染みフェルビナクを配合したシップです。
フェルビナクの名前は有名なんですが、実は使ったことがありませんでした。

ビーエスバンFRテープの中身

箱の中には8枚入りの袋が5つ入っています。
40枚入って1100円ちょっとなので安いですよね。

サイズは10センチ×7センチの標準タイプ。
剥がしやすい作りです。

ビーエスバンFRテープを使った感想

まず貼って感じたのが「異様にメントールが強い」です。
貼ってから10分くらいしたら、患部がすーすーヒリヒリしてきます。

特に肩に貼るとぞわぞわと寒気がするほど効いてきます。
そんなわけなので、「これはメントールで誤魔化してんじゃないの?」と思いましたが、しっかりとコリは解消されます。

メントールは数時間で消えますが、フェルビナクの効果は続いているようです。

結果:7点
メントールがキツすぎるのは難点ですが、しっかりと効いている事は確認出来ました。
「ちょっとキツいなぁ」という時に使えそうです。

オムニードFBブラスター

成分・分量(膏体100g中)
成分:フェルビナク
分量:5.0g

成分:l-メントール
分量:3.0g

成分:トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)
分量:2.3g

添加物として、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、
脂環族飽和炭化水素樹脂、流動パラフィン、BHT、その他2成分を含有します。

同じくフェルビナクが主成分の湿布です。
ビーエスバンFRテープと比べて違うのは、メントールの量ですね。こっちの方が少ないです。

オムニードFBブラスターの中身

箱の中には、8枚入りの袋が5つ入っています。
これも1100円ちょっとで40枚入りというのはコスパが高いですね。

湿布本体は10センチ×7センチの標準サイズ。
やはり貼りやすいような作りになっています。

オムニードFBブラスターを使った感想

オムニードFBブラスターは、前述のビーエスバンFRテープとほぼ同じモノが入っています。

主成分はフェルビナクで量も同じですが、大きく違うのがメントールの量。
オムニードの方がちょっと少ないです。

そのせいか、オムニードはあまりメントールを感じません。
意識しなければすーすー感もほとんどありませんでした。

ですが、フェルビナクが効いているのは間違いなく、付けて一晩すればコリや痛みがかなり緩和されているのが分かります。

普通の肩こり程度ならコレで十分です。

結果:7点
痛くてキツイ・・・という状態の時では太刀打ちできませんが、「凝ってるなぁ・・・」程度の状態なら十分使えます。コスパ高くて良いです。

ラクペタンDX

成分・分量(膏体100g中)
ジクロフェナクナトリウム
分量:1g

添加物:スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー,テルペン樹脂,
合成スクワラン,流動パラフィン,イソステアリン酸,タルク,l-メントール,
BHT

個人的に一番期待しているのがコレです。
理由はいつも利用していたジクロフェナクナトリウムテープ(有徳薬品)と同じジクロフェナクナトリウムが主成分だから。

1000円ほどで21枚と上の二つと比べると単価は上がりますが、その分だけ効くんじゃないかと思って購入です。

ボルタレンテープと成分は同じです。
ボルタレンテープもラクペタンDXと成分は同じです。
なのにボルタレンテープは約2倍の価格となっています。

ラクペタンDXの中身

7枚入りの袋が3つ入っています。
個人的にはこの袋が一番好きです。

湿布自体はこれまでのものと同じサイズで似たようなフィルムが付いています。

ラクペタンDXを使った感想

メントールが少ないのか、貼った直後は何も分かりません。
ただ、しばらくするとコリや痛みがグングン消え去っていくのが分かる分かる!

これは明らかにフェルビナクよりも効果がありますし、これまでに使っていたジクロフェナクナトリウムテープと同等の効果であると実感しています。

「肩甲骨が痛くて仕事にならねぇ・・・」という日でもしっかりと効きました。

結果:10点
文句なしです。
辛いときはコイツに任せておけば何とかなる!というレベルの信頼感があります。
病院でもらうレベルのシップの効果を期待できます。

オムニードケトプロフェンパップ

成分・分量(膏体100g中)
ケトプロフェン・・・・・0.300g l-メントール・・・・・0.500g

添加物として、クロタミトン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
ミリスチン酸イソプロピル、CMC-Na、ポリアクリル酸部分中和物、カオリン、
酸化チタン、グリセリン、エデト酸Na、ゼラチン、pH調整剤、その他3成分
を含有する。

今回ちょっと異色なのがコレです。
何が異色かというと、テープではなくパップだから・・・。

ですが、モーラステープと同じ成分であるケトプロフェン入りで、18枚600円というコスパは放っておけるわけがありません。

と言うわけでコイツも検証しました。

オムニードケトプロフェンパップの中身

6枚入りの紙製の袋が3つ入っています。
大きいです。

怪我したときに使うザ・シップです。
このような白いタイプをパップと呼びます。

このパップは14センチ×10センチなので、上の3つ比べると明らかに大きいです。
このサイズで18枚入って600円ちょっとなのでコスパが高いですよね。

オムニードケトプロフェンパップを使った感想

まず貼った瞬間「冷たいぃぃぃぃぃ」です。
パップなので仕方ありませんが、冬のこの時期、この冷たさはこたえます。

貼ってしばらくしたら冷たさは消えるものの、粘着力が弱いため、長時間貼っていると剥がれてきます。特に肩甲骨のように動く部分は、徐々に粘着力が下がってくるので定期的に付けてやる必要があります。

ですが効果は素晴らしい。

肩甲骨が痛くてたまらないときでも、これを貼ったら1時間位内に痛みが消えます。
さすがはモーラステープと同じ成分!

結果:10点
パップなので剥がれやすい欠点はありますが、文句なしで効果はあります。
腰などのあまり動かない部分に貼るのが良いんでしょうね・・・。

 ただし、光過敏症には要注意です。
基本的には日光に当たらない箇所に貼りましょう。

総合ランキング

では、最後に今回検証した4つのシップについて総合的な順位をまとめます。

1位:ラクペタンDX

文句なしの1位です。
今回の4つの中では一番1枚当りの単価が高いのですが(46.1円/枚)その分だけ効果が高いです。

メントールが強くてヒリヒリすることもないですし、着実に痛みを消し去ってくれるコイツには信頼感が芽生えました。

2位:オムニードケトプロフェンパップ

個人的には効果自体はラクペタンと同等だと思うのですが、パップという性質上、剥がれやすいのが一番の欠点です。

しかし、1枚当りの単価は33.9円と安く、さらに大きいので効果の割りにコスパが高い事は見逃せません。

ただし、光線過敏症になる可能性があるので使用箇所は日光の当たらない箇所に限定しましょう。

3位:オムニードFBブラスター

フェルビナクって効くのかな?と思っていましたが、サロンパスとは比べものにならないくらい効果がありました。

普通の肩こり程度であればコレで十分効きます。
1枚当りの単価もこの中では一番安いので(28.0円)、「ラクペタンを使うほどではないけど、凝ってるんだよなぁ・・・」という時に重宝しそうです。

4位:ビーエスバンFRテープ

4位となってしまいしたが、オムニードFBブラスターと同程度の効果があります。

ただ、キツ過ぎるメントールのおかげで4位です。

4種類のシップを検証して・・・

今回、市販のシップで最もコスパが高くて効果の高いものを探すことを目的に検証をしました。

その結果、個人的なお気に入りが見つかって満足しています。

それとは別に、今回の記事を書くに当たって、色々なシップの成分を見たのですが、成分が全く同じなのにも関わらず、値段が倍以上違ったりするものが結構あって驚きました。

例えばラクペタンDXとボルタレンテープは同量のジクロフェナクナトリウムが入っていますが、価格はボルタレンテープの方が約2倍です。

恐らくこれは広告料だったりが上乗せされているのだと思います。

成分が同じなのに値段が違う・・・というのは、風邪薬でも見られます。
薬局に行って似たような薬ばかりあったら、見たことのある薬を手に取ると思うんですが、実はよくよく見ると、もっと安くて同じ効果が期待できる薬が見つかるかもしれません。

「高い薬=良い成分が多く配合されている」
と言うわけではない事を勉強出来ました。

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