僕は炭酸水を愛飲している。
健康に良いとか言われてるけど、そんな効果なんてどうでもいい。
単に旨いから飲んでる。
二酸化炭素を溶かした水が炭酸水。
酸素を溶かした水が酸素水。
水素を溶かした水が水素水。
酸素水は少し前にはやったけど、すぐに廃れたよね。
で、今のブームは水素水だ。
Wikipediaによると、水素水はこんな効果が期待されるらしい。
・溶解度は1気圧で0.8mM程度
・活性酸素の中でも最も生体傷害性の強いヒドロキシラジカル(HO・)を選択的に消去する。
・水素が水溶性でも脂溶性でもあるため、また細胞内のあらゆる場所で抗酸化作用をすることができる。
コレが本当なら凄いことだ。
活性酸素の天敵であるアスコルビン酸(ビタミンC)と比較して生体内ではどっちが優位に働くんだろうか?
水素水は似非科学と言われてるけど、僕としては中立な立場だ。
「単にまだ明確にはわかっていない」だけだから。
それに僕には水素水の専門家を論破できるだけの知識もない。
似非科学を否定するにしても、科学的に否定しなくてはいけない。
これこそが科学だ。
だが、水素水を大げさに宣伝して販売する業者には辟易する。
水素水を似非科学へ導くトンデモ業者たち
水素水を作るのは比較的簡単なようで、水素水をネット販売する業者は数多く存在する。その効果の宣伝の仕方を見ると面白い。
特に多いのが美容とダイエット効果。
活性酸素が云々・・・という難しい理屈で無知でスイーツな女性を引っ掛けようという魂胆が丸見えなのだ。
でも注意してほしい、水素水は薬事法で認められたものじゃないから必ず「個人の感想です」って書かれてるから。
水素水を猛烈に進めているアフィリエイトサイトでは、水素水を飲み始めたら妊娠しました、更年期障害が治りました、なんて感想まで出ているwww。
もうね、これは雑誌の裏によく載ってるコレと同じレベルだよ。
他にも最近ネットで話題になった水素水の画像を挙げていきます。
な、なんと、10円玉を水素水につけるだけで昭和62年硬貨が昭和45年硬貨に!
って古くなってんじゃんか!
次はH14Oという神事がたい信じがたい水素水。
ありがたやぁ、ありがたやぁ。って信じる人間いるの?
意味の分からないグラフ。
何と何を比較しているのだろうか?
水素水の効果については僕は何とも言えない。
だけど、こんな売り方をすると普通の教養のある人は怪しいと思うはずだ。
そうなると、水素水の存在自体が胡散臭いものになっていくハズだから、販売業者は自分で自分の首を絞めることになるんじゃないだろうか?
それとも、すぐにコロっと騙される情弱ばかりを相手にするビジネスなのだろうか?
水素水ブームは作られている
僕は水素水を飲んだことが無いし、飲みたいとも思わない。
だって高いもん。効果があるかどうかも分かんないし。
で、何でこんなに高いかというと、ネット通販だとアフィリエイト報酬が高めに設定したりしてあるんだよね。
だからカネの欲しいアフィリエイターはその効果も知らずに「水素水良いですよ!」ってブログに書く。
するとネット上で水素水の肯定的な記事が増えてくる。
そして今度は販売側が「今ネットで話題の!!!」という文句で攻めてくる。
こんな流れでしょう。
ブームってのは必ず終わりが来る。
きっと水素水のブームも長くは続かないはずだ、と僕は思ってる。