Kindle Oasis の高すぎる価格設定からアマゾンの戦略が見えた!

新発売のKindle Oasis、売れてるらしいよ。

今月から販売開始されたKindle Oasisは、今現在で売り切れ中だ。


形はちょっと従来のものとは違うし、カバーもついてるし、ページめくりボタンもある。解像度もフロントライトも進化しているようだ。

で、価格は3G付のキャンペーン表示なしで43190円!(4月29日時点)
えぇぇぇ!普通のKindleが4台も買えるんですけど!!
色つきのKindle Fire HD10の29,980円よりも高い!

な・の・に本体容量が従来と同じ4GのKindle Oasis・・・。
そこは進化しないのね。

Kindle Paper Whiteを持ってる僕としては、最初にコレを知った時には、「売れるわけねーよ!」と思ったんだけどね。本を読むだけならPaper Whiteで十分すぎるから。

でも、しばらくしてアマゾンの本当に戦略に気づいたのだよ。

上位商品の販売によって従来品が売れ出す不思議

僕が愛読する本の一冊に影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣というものがある。

この中でこんな文章から始まる章ががある。少し抜粋させてもらう。

数年前の事です。アメリカの台所用品専門店のウィリアムズ・ソノマが、それまでもっともよく売れていたパン焼き器よりはるかに高性能の新機種を売り出しました。ところが、この新製品の投入後に、従来品のほうの売り上げがほぼ倍増するという現象が起きたのです。何故でしょうか?

今回のKindleも同じことをやっている。いや、周りを見渡すとそんなものだらけだ。
クルマも色々なグレードがある、カメラもスマホだってそうじゃないか!!

影響力の武器によると、この行為には2つの狙いがあるそうだ。

1つは一番高いフラッグシップ商品を買える顧客に満足感を与えられる。
そしてもう一つがそれ以下のグレードのお買い得感が増すということだ。

確かに、4万円チョイのオアシスと比較したら、1万5千円のペーパーホワイトは安く見える。「あ、安くても機能は十分そうだ!」そう思って買う人が増えるのだろう。

いやいや、Paper Whiteが1万5千円ってのも他のタブレットと比較したら高い価格設定なんだけどね・・・。

Kindleは便利ですよ

冷静に考えると、ブックリーダーの機能しかないKindleは高い。
なのになぜ売れるかというと、液晶で出来る限り紙とインク再現しているということ。長時間読んでも目が疲れない。

他のタブレットやスマホ等の端末でもkindleのアプリを入れたら本は読めるんだから、それが最も強い魅力だと思う。

僕もPaper White を1年近く使ってるけど、本当に満足している。コレがないと毎日が楽しくないくらいだ。だから売れるんだろうね。

僕が具体的にどんな使い方をしているかは近いうちに紹介していこうと思ってます。

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