先日、久しぶりにTOTOのアルバムを買った。
それが35th Anniversary Tour Live in Polandだ。
TOTOは2008年に活動休止となったわけだけど、元メンバーでALSを患ったマイク・ポーカロを救済する目的で2010年に活動を再開した。
このCDは2013にポーランドで行われたライブを収録したものだ。
僕の一番好きなヴォーカルであるジョセフ・ウィリアムズが参加しているという事もあって期待は高かったけど、まさかこれほどまでとは・・・というのが感想だ。
僕とTOTOの出会い
僕がTOTOというバンドを知ったのは高校1年生の頃。
当時はバリバリのHR/HMばかりを聴いていたんだけど、CD屋で少し目を引く輸入盤を発見。値段も安くてジャケットのデザインもよかったので購入した。
それがTOTOⅣだった。
この時は同時に数枚他のCDも買っていて、早速TOTOⅣも聴いたんだけど、あまり印象に残ることは無くそのままCDラックの肥やしになっていた。
このころの自分は、ヴァン・ヘイレン、アイアンメイデンなど激しいロックばかり聴いていたから、パンチが足らないと感じたのだ。
それからしばらくして、大学生になった時にTOTOの素晴らしさに気づくことがあった。
それは、なぜかタマタマ購入してしまったTOTOのファーストアルバム
。この1曲目のChild's Anthemに心を打たれてしまった。
「TOTOってこんな曲もつくるのか、すげぇなぁ」
そう思ってTOTOⅣも聴き直す。「あれ?いいアルバムじゃん!」
きっと高校生だった僕には理解できなかったんだろうね。
それからTOTOにハマって、色々とCDを買った。
特にHYDRAやIsolation、The Seventh Oneなんかが特にお気に入りだ。
一番好きな曲はThe Seventh Oneの最後の曲のHome of the Brave。
だからTOTOのヴォーカルの中で一番好きなのはジョセフ・ウィリアムズ。
彼は映画音楽の神であるジョン・ウィリアムズ氏の息子になるんだけど、ジョセフは「二世扱い」される必要なんかないくらいに素晴らしいヴォーカリストだ。
ジョン・ウィリアムズ
ジョーズ、スターウォーズシリーズ、インディージョーンズ、ET、ホームアローン、ジュラシックパーク等の映画音楽を作曲した作曲家。
話をLive in Poland に戻そう
さてさて今回購入した35th Anniversary Tour Live in Poland。
何が素晴らしいかを一言でいえば、楽曲のプレイの完成度の高さだ。
一般的なバンドは、ライブとなると、ヴォーカルは音をはずしてしまったり、高音が出ずにごまかしたり、リズム隊もミスをしてしまったりするのが通常だ。
だけど超一流のバンドは、ライブの方が映える。
ライブ盤を聴いた後に、オリジナルの音源を聴くと少し物足らなさすら感じさせる。コレが本物なのだ。
そして本作は、Deep PurpleのMade in Japan、ScorpionsのTokyo Tapes、QueenのLive at Wembley Stadium等のライブアルバムの名盤と並ぶと僕は確信した。
特にジョセフ・ウィリアムズのヴォーカルは圧巻。
Seventh One から25年以上時間が過ぎているのに、あの美しい声が変わっていない。2枚目のラストであるHome of the Braveを聴いたときにはもうゾクゾクと鳥肌が止まらなかった。
もちろんデヴィッド・ペイチのサビまでのヴォーカル、スティーブ・ルカサーの安定したギターがあっての事だけどね。
YouTubeで動画を探したら、この時のライブ動画があった。
メンバーが全然衰えていない。
むしろ円熟の領域だ。やはり凄い。
では最後にLive in Polandの収録曲を記載しておこう。
1枚目
Intro
Medley:On The Run/Child's Antehm/Goodbye Elenore
Goin' Home
Hydra
St.George And The Dragon
I'll Be Over You
It's A Feeling
Rosannna
Wings Of Time
Falling in Between
I Won't Hold You Back
Pamela
2枚目
99
The Muse
White Sister
Better World
Africa
How Many Tears
Stop Loving You
Hold The Line
Home Of The Brave
アマゾンで輸入盤を買えば2000円でおつりがくる。
たった2000円でこれだけの感動を味わえる。
音楽って素晴らしいね。