就活塾のトラブルが増えてるらしいけど、就活塾って必要なの?

2016年6月3日

ネットのニュースで、就活塾のトラブルが多いという事を知った。

トラブル注意 面接練習で留年 しつこい勧誘も

就職活動の指導や社会人になるための能力アップ支援をうたう「就活塾」で、学生が活動に夢中になって留年したり、多額の利用料に悩まされたりするトラブルが起きている。大学が集まる東京都の消費生活総合センターは、契約前に家族や同センターなどに相談するよう呼びかけている。

ソース:毎日新聞

僕が現役大学生のころからそういったモノがあるのは知ってたけど、胡散臭いものだと決めつけて一切関与しなかった。
だからあまり詳しく知らなかったので少し調べてみた。

就活塾とは

何を教えてくれるの?

就活塾では、ビジネスマナー、エントリーシートの書き方、面接の練習等の基本的なことから、塾によってはリーダーシップ育成、合宿までやるところがあるそうだ。

確かにエントリーシートの書き方は参考になるかもしれない。
でも、学生にしっかりとしたビジネスマナーを求める企業はあるだろうか?
資質がモノを言うリーダーシップは育成できるのだろうか?

こういった疑問が僕には湧き出る。
そもそも大学の方で基礎的な講習は無料でやってるところが多いだろうし、就活本だけでも十分知識は得られるのではないだろうか?

誰が教えてくれるの?

もし僕が就活塾に行くとして、どんな講師に教えてもらいたいか考えてみた。
僕の理想はこんな人に教えてもらいたい。

複数回転職し、どれも大手企業に勤めて常に人事を担当し、長年にわたって新入社員の面接を行ってきた人。

複数回転職しているから「面接される側」の気持ちも把握していて、実際に複数の大手企業に勤めてきた実績がある。しかも業務は人事で「面接する側」の気持ちもわかっている。

こんな人だったら企業は何を求めているのか、企業による採用基準の違い、どういった人なら採用されやすいのか等を具体的に教えてくれることだろう。

でも実際はそんな人いない。
そんな優秀な人がいたとしても、就活塾みたいなことはやらずにもっとビッグなことやってるだろう。

で、話を現実に戻して、就活塾の講師になるのに必要な資格はないらしい。
自称ビジネスマナー講師たちが自分たちの仕事の幅を広げているだけなのだ。

大企業の人事はおろか、大企業に就職すらしたことのない人間が偉そうに就活を語るのって、矛盾を感じる。
更に酷いことには、就活塾の卒業生が講師になったりすることもあるそうで・・・。

それって就活に失敗したから講師やってるんとちゃうんかと。
そんなヤツに金払って教えを乞う学生って・・・・。

価格は?

価格は場所にもよるけど20~30万円が相場らしい。
最初は無料セミナーみたいなのから始まって、そこでサクラとかも使って勧誘していくのだろう。

学生には高い出費だ。
だが、「これで就職が決まるのなら」こう思って、一つの投資と考えて入塾するのだろう。負担するのは親のケースが多いらしいが。

本当に就職できるの?

就活塾の存在意義は、目標とする企業へ入れそうにない学生を、その企業に入れてやることだと僕は思う。

だから就活塾のサイトに書かれている、「90%が大手企業に内定!」って意味のある数字なのか僕にはわからない。

大手企業とは一体何なのだろうか?
一人で複数企業の内定をもらった場合はどうカウントしてるんだろうか?
そもそも内定をもらった人たちは第一希望に入れたのだろうか?

僕は色々と勘ぐってしまう。

色々と就活塾のサイトや勧誘方法を知っての僕の感想

就活塾のセール方法は上手いと思う。
まだ社会を知らない学生に、就活の難しさを語り、もし就活に失敗したら・・・と恐怖心を植え付ける。

そして、「ウチなら大丈夫です」と勧誘を始め、しまいにゃ「ウチに入らなかったらアンタ今後は無職のニートまっしぐらだわ」と細木和子ばりの強い論調で落とす。

人の感情を上下に高ぶらせる手法だ。
これは株式や不動産投資を勧めるときにやる、人の不安を呼び起こさせるのと同じやり方である。

経験の少ない学生に、大人のおっさんが脅しを交えながら語った効果テキメンだろう。

こういった胡散臭いビジネスが跋扈している以上、就活塾なんてあまり意味があるものには思えない。企業にとっては魅力的な人材なら採用するし、そうでなければ採用しない。それだけだ。

就活塾に入ったから急に魅力的な人になれるわけじゃない。
小手先のテクニックなんて歴戦の人事にならすぐに見破られちゃうからね。